ビザが更新できないとき
ベトナムでは、3ヶ月の観光ビザで滞在し、期間が迫ってきたら更新をする。
この手続きの繰り返しで何年も住み続けている日本人もたくさんいます。
それができるのも法整備が整っていないベトナムならではの魅力。
ビザの更新ができない場合
観光ビザの更新を続けてベトナムに住み続けるのは限度があります。
数回繰り返していると、更新ができなくなってしまうことがあります。。
役人が「これは明らかに観光目的ではない」と判断したのでしょうね。
代行屋に依頼しても、「すみません。今回は更新できませんでした」と断られてしまうこともあります。
その際は、まずは『ベトナムを出る』ことが有効です。
一度ベトナムを出て、もう一度再入国するのです。
隣国はカンボジアなので、一度カンボジアに入国をして、再度出国、そしてベトナムへ入国して15日間のスタンプを押してもらいます。
その間にもう一度観光ビザを取得するのです。
この方法を5年10年繰り返している日本人移住者もたくさんいますが、移住者みんなが知っていることなので、特別なことではありません。
しかし、ときにはこの方法を持ってしても更新ができないこともあります。
賄賂の国ベトナム
東南アジアのベトナムはまだまだあらゆる面で未熟な姿が見られます。
その一つが『賄賂』。
政府関係者とトラブルが発生した場合は、現地のベトナム人も日本人、その他外国人もみなさん賄賂を渡してその場をやりすごしています。
確かに賄賂は犯罪ですが、郷に入れば郷に従えという諺もあるように、ベトナムでは依然として賄賂がその国の暗黙のルールのように浸透しています。
また、「賄賂次第でほとんどのトラブルは回避できる」と言い換えることもできます。
その一つがビザ。
ベトナムの観光ビザは3ヶ月更新となりますが、何度も更新していると、怪しまれて空港や越境の入国審査で入国拒否されることもあります。
そんなときは、賄賂を相手に掴ませると、あれよあれよというまに手続きが完了します。
最近は空港内の入国審査官への賄賂はなくなってきたようですが、つい先日経験した知人がいました。
審査官は入国スタンプを押すのをじらして、こちらにあらゆる質問をしてきます。
応えられないでいると、書類に挟んだ札束をちらりと見せてきます。
つまり「分かってんだろ?これだよ、これ」というわけです。
無論支払わなくとも、こちらが粘る勇気があれば最後は押してくれます。
入国拒否は審査官に権限がありますが、正当な理由がないまま拒否すると国際問題に発展しますし、これは外務省が取り扱う問題にもなります。
しかし、無用なトラブルを避けたい場合は、ときとしていくらかを掴ませることも必要かもしれません。
そして、それができる国というのは限られていて、先進国ではまず不可能です。
お金やちょっとした知識があれば、いくらでも滞在することができるのがベトナムと言えるでしょう。
無論、このような方法を推奨しているわけではありませんので、可能な限り正当な方法で滞在してください。
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