ローカル銀行は利子が高い!
前回は、ベトナムに移住する前に、日本で国際キャッシュカードを作っておくのがおすすめであると紹介しました。
確かにこちらは最重要事項ですね。
現地採用で移住している90%の人は、事前に作っています。
しかし、もしローカル銀行の口座を作ることができるのであれば、預金はこちらが実はおすすめです。
ローカル銀行の魅力
ベトナムのローカル銀行はいくつかありますが、大手は「ベトコンバンク」と「テッコムバンク」です。
どちらも支店、ATMはたくさん点在していますので、預金の引き出しや各種手続きに困ることはないでしょう。
ローカル銀行の魅力はズバリ『利子が高い』ことです。
2014年では1年間の定期預金で7%程度まで下がりましたが、数年前までは15%にものぼっていました。
しかし、7%といえども、1%を切る日本の利息と比べれば依然として高水準ですね。
500万円預けていれば、年間の利子で35万円。
1000万円預けていれば、実に70万円の利子がつくのです。
ベトナム人サラリーマンの平均給与は約500ドル程度なので、彼らの年収が利息としてつきます。
慎ましい生活であれば、夢の利子生活が叶いますね。
ただし、利率は年々下がっていますので、預けるならいまのうちです!
リスク分散
「じゃあ、有り金全部ローカル銀行に預けよう!」
と考えている方は、ちょっと待ってください。
ベトナムはまだまだ新興国です。
発展途上の国のローカル銀行に全額預けるのはかなりリスクがあります。
特にベトナムは社会主義で、国が大量の株を持ってる銀行も多々あります。
経済危機に瀕したら、政府が口座を凍結してしまう可能性も多いにあります。
そこで必要なのが『リスク分散』。
一つの口座に全額預けるのではなく、ローカル銀行、日本の銀行、国際銀行など、複数の銀行に預金を分散させるのが賢い方法です。
ただし、国際銀行は前回紹介したシティバンクやANZに加えて、HSBC銀行など大手がベトナムに進出していますが、どこも利率は日本と変わらないくらい低いです。
リスク分散のもう一つの方法として有効なのが、『外貨預金』です。
外国人であれば、ローカル銀行であってもアメリカドルでの預金ができます。
利率は極端に低くなりますが、途上国の現地通貨(ベトナムドン)のみしか財産がないのも危険ですね。
円、ドル、ドンの3刀流でリスク管理するのもおすすめです。
(管理人へのご連絡は不要です)