日系幼稚園に入学

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ベトナム現地で幼児を育てるとなったら、やはり日本とはさまざまな面で勝手が異なります。
日本にいれば日本語は自然に身につきますが、ベトナムで育てば当然ベトナム語が最初に身に付きます。
それは、両親が共に日本人でもです。

ベトナムにも保育園や託児所のような施設はたくさんありますが、そこにはベトナム人しかいませんので、会話はすべてベトナム語。
最初に覚えた言葉が「uong nuoc(水飲む)」だったという日本人家庭もいらっしゃいました。

日系幼稚園がおすすめ

現地採用の方がまず迷うのが、「幼稚園を日系にするか、ベトナムローカルにするか」です。
日系の幼稚園はホーチミンにはいくつかあります。
スタッフはベトナム人ですが、全員日本語が流暢で、園内の共通語は日本語となります。
また、敷地内に運動場があったり、遠足など各種イベント、給食、バス送迎もサービスに含まれているので、日本と変わらない教育を受けることができるでしょう。

ただし、ネックとなるのが、やはり学費ですね。
日系幼稚園の場合、平均すると毎月500~800ドル程度かかります。
月収1500ドル前後が現地採用者の平均給与なので、毎月半分近く学費でとぶのは覚悟しなければなりません。

ただし、この時期の語学学習含む知育教育は非常に重要で、今後の人格形成にも左右します。
ローカル幼稚園の場合は、指導員による虐待の危惧もありますし、栄養のある食事は食べさせてくれません。

また、自宅では日本語を共通にしているのであれば、どうしても他のベトナム人の子供とベトナム語力に差がでてしまいます。
外国人ということもあり、子供が虐められる原因にもなりますので、あまりおすすめはできません。

子供には「少なくとも日本語能力はネイティブになってもらわないと……」と考えている方が大半かと思います。
将来的には日本に帰国することも想定しているのであれば、なおのこと日本語能力をはじめとした日本の文化には慣れてもらう必要がありますね。

日系幼稚園では、日本の道徳、マナー、常識なども教育してくれるので、日本へ帰ったときも常識外れの子供に育つことはありません(笑)
日本人にも関わらず、日本の友達がいないというのも、子供にとっては辛いものがありますので、日系幼稚園は友達作りの場所としても重宝するはずです。

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