買い物はスーパーで

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タイやマレーシア、シンガポールでは、すでに市場は衰退の一途を辿り、影も薄くなってきています。
一方、ベトナムではまだまだ市場が現役です。
特に、早朝は通り沿いに多くの露店が開いていて、青空市場が続いています。
しかし、近年ベトナムも著しい発展を遂げ、序々に合理化の波が迫ってきました。

買い物の基本はスーパーを利用

ホーチミンでは市内中心をはじめ、多くのショッピングセンターがあります。
現地人御用達のベトナム系「コープマート(Coopmart)」、フランス系「ビッグC(Big C)」、韓国系「ロッテマート」、そして日系「イオン」などがその象徴です。

コープマート(Coopmart)

ベトナム系で最も多店舗展開を果たしている老舗チェーン店。
日用雑貨から食品まで充実していて、ベトナム人の生活を感じられることからガイドブックにも紹介されています。

市内中心から郊外にいたるまで点在しています。
現地密着型のローカルスーパーなので、商品の値段も他よりも若干安いのが魅力的です。
ただし、夕刻は非常に混雑していますので、辟易してしまうかも……。

ビッグC(Big C)

コープマートよりも清潔で、現地で有名なショップがいくつかテナントに入っています。
商品はコープマートと比べてあまり遜色はありませんが、現地人からすると、「品質がいい」とのこと。
一般所得者層が愛するスーパーとなります。

ロッテマート

韓国のロッテ資本のショッピングセンターです。
日本のイオンやイトーヨーカドーのような中規模フロア階層で、現在ホーチミンには2店舗あります。

外国人がよく利用するのは、7区のフーミンフンに行く道中にある店舗。
外国人が多いため、韓国調味料をはじめとした外国系の食材も売っています。
上階には書籍、家電、寝具、シネマ、ゲームセンター、フードコートがあります。

イオン

日本で日頃からお世話になっている方も多いかと思われるイオン。
2014年1月に、ホーチミンに1号店をオープンしました。

ベトナム最大規模のスーパーとなり、お馴染みのトップバリューも健在です。
日本の調味料が大方手に入りますので、在住日本人には重宝することでしょう。

また、中には旅行代理店や学習塾のくもん、シネマ、ボーリング、ゲームセンターがあります。
テナントで入っているレストランの8割は日系で、丸亀うどんも進出しています。

市場と比べると、値段もさほど変わらず、良質な食品が買えるのがスーパーの特徴。
また、ロッテマートやイオンといった大規模ショッピングセンターは、休日に子連れで遊べるちょっとしたスポットとなっています。

市場でのトラブル

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対して市場では、最近悪質な露天商が蔓延っていることが度々ニュースで取り上げられています。
例えば肉類は見た目を鮮やかな朱色にするために、合成化学薬品を塗って誤魔化しているケースが報告されています。
ベトナムでは鶏とアヒルの肉が安くて食卓に並ぶ定番ですが、こちらも病気で死んだ死骸を皮を剥いで売っていたりします。

見た目では見分けがつきませんので、誤って食べてしまうとウイルス性感染症にかかってしまうことも心配されます。
もちろん市場で売られている食品は品質管理が一切されていないのも危惧されますね。

また、露店で売っている食品は、例え果物であろうと、あまりおすすめはしません。
通り沿いの露店に並んでいる商品は、常にバイクや車の排気ガスを浴びているので、身体にも悪いでしょう。

近年はベトナム人も上記の理由を心配して、市場での買い物を控える傾向にあります。
中には活気溢れる市場で買い物をすることを夢見て、ベトナムへの移住を決めた人もいるでしょうが、健康はお金では買えませんので、できれば見て回るだけに留めたほうがいいでしょう。

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