基本勤務体系

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今回は一般的な現地採用者の基本勤務体系をご紹介したいと思います。
勤務体系を知ることによって、ベトナムの現地採用者が日系企業に就職したら、日々どのような生活をおくることができるのかも想像することができるでしょう。

基本勤務体系

勤務時間
定時は基本8時~17時となります。
日本よりも1時間早く始業し、終業することとなります。

ベトナム人は朝がとても早く、6時頃には市場や屋台、小さな食堂なども開きます。
会社に出勤する前に、朝靄の中で新聞片手にベトナムコーヒーを飲みながら時間を潰すベトナム人をよく見かけます。
一般的な企業は上記が定時となりますが、製造業など工場勤務の方の中には、7時~16時で就業しているサラリーマンも多くいます。

休日
基本、仕事は平日の月曜日~土曜日まであります。
しかし、多くの会社では、土曜日は午前中8時~12時までの半日勤務となります。
日本では週休2日制が一般的ですが、ベトナムでは週休1.5日となるのはちょっと残念ですね。

つまり、休日は土曜日の午後と日曜日、及びベトナム政府が定める祝日となります。
祝日は日本と比べると非常に少なく、テト正月(旧暦)期間、4月9日、4月30日、5月1日、9月2日のみとなります。
テト正月は旧暦で数えるので、毎年日付が変わりますが、おおよそ5日~10日ほどの連休となります。

また、日本ではゴールデンウィークにあたる4月末~5月上旬ですが、ベトナムでは祝日は4月30日(ベトナム戦争終結の日)と5月1日(メーデー)のみとなります。
ただし、日本人の多くはこの期間に有休を消化して、連休をつくって旅行や帰国をしています。

有休
有休の消化率は基本100%。
企業によっては、翌年の繰り越して消失してしまう有休に関しては、1日当たりで買い取ります。
日本のように有休もろくに取得できないという企業はありませんので、その辺はご安心下さい。
有休の日数は企業によって異なりますが、最低でも1ヶ月1日付与の年間12日は保証されることかと思います。

残業の有無
現地採用者でも企業によっては多少の残業を強いられることもあるでしょう。
ほとんどの方は定時で帰社することができますが、広告、出版、旅行業などのサービス関連はやはりベトナムでも残業は多いようです。
勤務時間が気になる方は、面接時に必ず聞いておきましょう。

残業代や有休取得の義務、各種手当ての有無などは、その企業がベトナムの法令順守をしているか否かで大きく変わってきます。

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