現地採用の平均給与

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現地採用者は給料が低いとよく言われていますが、これは事実です。
まず、本社から赴任してくる人は、あくまでも生活や仕事の拠点は日本にあります。

しかし、現地採用者は日本人であっても、現地(ここではベトナム)が生活の拠点となります。
ですので、給料水準も物価や現地平均給与に合わせた金額となります。

平均給与
現地採用者の平均給与は1200ドル~1500ドル。
事務仕事だけであればミニマムの金額。
営業職であれば、1500ドルが相場です。

しかし、忘れてはならないのが「税金」です。
1500ドルの場合は、20%が税金で引かれますので、手取りは1200ドルとなります。
2014年6月現在、1ドル100円程度なので、日本円に換算すると約12万円です。

もしベトナム語、もしくは英語がビジネスレベルで可能であれば、平均給与は2000ドル~2500ドルまで跳ね上がります。
現地採用者の給料では、この辺が正直限界の印象です。

これ以上貰うことができる業種は技術系のみとなるでしょう。
技術系であれば、郊外の工場勤務という足枷はありますが、年齢問わずが基本で、平均給与も3000ドル~6000ドルと非常に高額です。
さらに住宅提供、運転手付の社用車の利用という、超が付く好待遇が望めます。

もちろん条件は厳しくなり、技術と経験、資格だけではなく、ベトナム人に技術を継承するための育成能力も必要となってきます。
ベトナムは人件費が安いことから、日系製造業が多数進出していますので、技術職であれば、いつなんときであっても求人は多数あります。

ベトナム系企業で働くことはできる?

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もしかすると、「せっかくベトナムに移住したのだから、ローカル企業で働きたい」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、それは断固としておすすめできませんね。

まずベトナム語や英語が堪能のスキルであれば、上記でも紹介したように、平均給与は2000ドル~2500ドルは見込めます。
しかし、ベトナムに根付くローカル企業に、この給料を毎月支払うことができる会社はほとんど存在しません。

また、ローカル企業は、身内商売が多いため、外国人であっても雑に扱われるケースも多々あります。
福利厚生も望むことはできなく、ほとんどの企業が税金対策に必死です。
そう考えると、GDP及びGNPで世界トップクラスの日本企業に難なく就職できる日本人であるという強みを捨てるのは、非常に勿体無いということができます。
ドイツやフランス、アメリカといった先進国の企業も一部ベトナムに進出していますが、どこも日系企業をターゲットとして見なしていないため、日本人であることを武器に就職することは困難でしょう。、

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