英語は必要?

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ベトナムの公用語はベトナム語ですが、仕事では英語が求められることも多々あります。
ただし、これは企業体質によって大きく異なります。

例えば従業員が数人で、日本人が一人か二人の企業では、基本ベトナム人従業員を採用する場合、コミュニケーションレベルの日本語を話せることが条件に挙げられます。

また、IT企業であれば、ITスキルさえあれば語学レベルは関係ありませんので、この場合は一人日本語堪能のベトナム人事務を雇って、指示はその方に出して他のベトナム人スタッフに通訳してもらいます。
もともと英語をビジネスレベルまで話せる日本人は、ベトナムには少数しかいませんので、基本は現地スタッフに日本語を習得してもらうことが多い傾向にあります。

英語が必要なケース
日系企業の募集条件に英語が必要となる場合がありますが、これは2つのケースが考えられます。
1つは顧客が外資もしくはローカル企業の場合です。

現地に進出している日系企業だけを顧客にするには、市場はすでに飽和状態で、安定した売り上げは見込めないのが現状です。
そこで、マーケットを広げて現地に進出している外資企業、もしくはベトナムローカル企業を潜在顧客として新規開拓をする企業が増えてきました。
その場合、商談はすべて英語で行いますので、ビジネスレベルの英語力が求められます。

2つ目は社内公用語に英語を採用している企業です。

ベトナム人社員を数十人規模で抱えている大手の企業や、世界に支店を持つグローバル企業では、社員間のコミュニケーションをすべて英語にしているところがいくつかあります。
この場合に求められる英語力は、日常会話レベルのコミュニケーション・イングリッシュ、及び、部下に業務を指示することができる英語能力が必要となります。

英語面接の内容

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募集条件に英語力が記載されている場合は、十中八九面接で英語試験が行われます。
これは筆記ではなく、トーキングとなります。
日本人面接官と英語で話す場合もありますが、多くはベトナム人社員と会話をして、その様子を横で日本人面接官が確認しています。

英語面接で問われる質問はおおよそ下記が多いです。
①ここまでどうやってきたか(所要時間、移動手段など)
②自分の家族構成
③なぜベトナムに移住したのか
④日本でのキャリア(日本ではどのような仕事をしていたのか)
⑤ベトナムでどんな仕事をしたいのか(=将来どんなキャリアを臨んでいるのか)

などとなります。④以上はビジネスレベルの英語力となります。
コミュニケーションレベルであれば、③まできちんと応えることができれば、面接では問題はないはずです。
日本人は文法を気にするあまり、トーキングが苦手な傾向があります。

中学レベルの英語力であっても、一文をシンプルにまとめれば、十分相手は理解してくれるでしょう。
英語は日本人にとっても、ベトナム人にとっても外国語です。

正しい文法を用いての会話は必要としなく、要は相手に自分の言いたいことが伝わればいいのです。
ビジネスレベルではそうもいかないときがありますが、往々にしてコミュニケーションイングリッシュ程度は、多くの日本人でも可能なレベルであると言えます。

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