自分で起業する人も多い

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前回までは現地採用者に関しての情報をお届けしました。
今回は、自分で会社を運営する「起業」に関して解説していきたいと思います。

起業というと、何だかハードルが高い気がしますね。
しかし、ベトナムでは簡単に会社設立できます。
現地採用で働いている人でも、裏ではカフェやウェブサイトを運営していることもよくあります。

日系企業で働くのはもう嫌だ

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遥々日本からベトナムへ移住し、念願だった海外移住を果たしたはいいものの、日系企業に現地採用として就職したのが運の尽き。
毎日の残業、上司からの叱咤、本社との確執、安い給料。

「これじゃあ日本で働いているのと変わらない」
「海外に移住した意味がない」
「正直日本で働くよりも精神的にきつい」
そう感じた方がとる方法は二つに一つ。

一つは帰国することです。
海外では友人もいなく、精神的な拠り所も少ないため、ストレスを溜め続けていると、精神的に参ってしまいます。
そうなる前に帰国する決意も必要となるでしょう。
海外生活のスキルを糧にすることができれば、日本での転職にも有利になるかと思います。

もう一つは会社を退職して、自分で仕事を見つけることです。
現地採用者の給料は平均1500ドル程度。
1000ドル~1500ドル程度であれば、自分で仕事を見つけて稼ぐことだってできるはずです。

起業の第一歩

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自由業を決意したら、まず考えるべきは、「どのように収入を得るか」です。
先に紹介したようなカフェを経営したり、ウェブを運営して広告収入を得るのが手っ取り早いですね。
特に後者は初期費用も少なく、また失敗した時のリスク、被る損害も最小限に済むのでおすすめです。

実店舗を建てると、税金の申告、公安や土地オーナーとの関係などを図らなければなりません。
数年間ベトナムで生活していて、ノウハウを蓄積した人におすすめとなります。

また、肝に銘じておかなければならないのは、みなさんが会社を設立すれば、それは外資企業となります。
外資企業は給与、雇用、税金など法律で縛られることが多いので、現地密着型の起業コンサルタントや税理士、弁護士などに相談する必要があります。
また、企業を運営して売り上げを上げるためには、「事業ライセンス」が必要となります。

例えば、不動産仲介業であれば、不動産ライセンス。
輸出入を生業とするのであれば、貿易ライセンスが必要です。
このライセンスの取得も業種によっては難しい場合もありますので、代行してもらうのがベストです。

最後に覚えておかなければならないのが「レッドインボイス」
通称「赤ビル」と呼ばれているものです。

これは税務署に経費申告できる企業専用の領収書です。
それ以外の領収書は青ビルと呼ばれ、こちらは経費計上することができません。

小さなお店で備品を購入したり、移動手段にバイクタクシーを利用する方もいるでしょうが、彼らは企業体質ではなく、またそもそも税金を支払っていないので赤ビルを発行することができません。
「経費の申請には赤ビル(レッドインボイス)が必要」ということは覚えておきましょう。

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