カフェやスパを運営する方は賄賂も必要

風俗の料金体系の仕組み1 (1)

起業された方の中には、カフェやスパといった実店舗を構えた商売をされている方も大勢いらっしゃいます。
ホーチミンの中心に構えれば、家賃は高いですが、高所得者層や外国人観光客の来店をのぞめるので、値段も高く設定することができます。

特にカフェは、自分好みのインテリア、デザイン、メニューを作ることができるので、自営でカフェ経営を憧れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、カフェやスパを立ち上げる際は、注意も必要です。

公安が群がる
お金のあるところをかぎつけて、早速公安が来ることでしょう。
例えば、カフェの中には、ちょっとセクシーな服を着た女性(通称:ホットガール)を店員にするところも多くあります。

男性客やカップル客が見込め、ベトナムでは至るところに点在しているカフェですが、これは公安の的となります。
仕切り部屋や個室はないか、裏で売春行為はないか、などと公安はしつこく調査し、やましいことがなくとも賄賂を払わなければ、営業中止を余儀なくされます。

また、スパであっても同様です。
開店直後に必ず公安が訪れ、スパの営業法をきちんと守っているかをチェックします。
消化器の位置や窓の有無、本当に施術が行われているかなどを確認しますが、こちらもカフェと同様、すべて法律を守って営業していても、賄賂を払わなければなりません。

賄賂の実情は、社会主義国の黒い癌とも言えます。
警察が強い権力を持っているので、みなさんは従うほかありません。
また、ベトナム人経営であれば見逃してくれることも、外国人オーナーと分かれば、いくらでも彼らはゆすってくることでしょう。

賄賂を払いたくない方へ
「自分は何も悪いことをしていないから、賄賂は払わない」
「公安のいいなりにはならない。法で解決する」

正義感の強い方はそう仰いますね。
しかし、残念ながら、正義だけではな生きていけないのが東南アジアであり、ベトナムであります。

賄賂は確かに違法行為ですが、実際公安に目をつけられたら、営業はできなくなりますし、閉店に追い込まれたら元も子もありませんね。
ただ、賄賂も闇雲に払えばいいというわけではありません。
我々日本人には、賄賂の払い方が分かりませんので、できれば公安の対処方法をよく知っているベトナム人スタッフを雇いましょう。

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