正社員というステータスは要らないベトナム

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日本で働く多くのサラリーマンは、正社員で働き、家庭を持ち、マイホームを建て、年金を払うのが当然と考えていますね。
派遣やフリーランスで働いている人を見れば、「仕事安定してないんでしょ?」、「正社員にならなきゃ」と言うことでしょう。
成熟した先進国の日本では、「冒険よりも安定」が良しとされる傾向にあります。
何かを興すのであれば、リスクと損害を一番に考えなければなりません。

「起業に失敗したら、人生が終わる」
「リストラされたら、妻に離婚される」
「派遣から抜け出して、正社員にならないと……」

このような強迫観念があるうちは、何も新しいことはできませんね。
要は、「失敗したときの保険がない」からです。
では、ベトナムに住んでいる日本人を見てみましょう。

ベトナムではステータスなんていらない

ベトナムでは『会社員』と呼べる人が出てきたのは、ここ20年、30年の話です。
それ以前は企業と言えば国営がほとんどで、正社員と言えば公務員でした。

民間企業が台頭し、外資企業が進出したのはここ最近の話。
それまで、一般の人々は自分達で仕事を作るために必死でした。
個人商店、漁業、仲介業、バイクタクシー。
将来はおろか、来月の保証すらない仕事ばかりですね。

ベトナム人はそんな時代を生きてきており、そして現在も続いています。
そんなベトナムに移住するのであれば、みなさんも正社員という肩書きなど必要ありませんね。
「会社をクビになったよ」
とベトナム人の友人に言えば、「あっそ。俺は先月会社辞めたばかりだよ。一緒にカフェでも立ち上げるか」とお気楽な話になるだけです。

しかし、筆者が考えるに、それこそがベトナムの最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
いい大人が昼間からカフェでコーヒーを飲んでくつろぎ、ハンモックに揺られて昼寝をしている。
日本では考えられない東南アジア独特の光景。
そんなベトナムに恋焦がれて、ベトナムに移住を決意した人も少なくないはず。

ベトナムでは自分を着飾るステータスは必要ありません。
自由に生きることができ、誰も文句は言いませんし、見下されるような目で見られることもありません。
厳しい日本の社会で日々生きている人には羨望の眼差しでみられることでしょう。

しかし、それは海外に移住する決意をした、勇気あるみなさんが自分で手に入れた人生です。
思う存分ベトナムで自由を満喫してください。

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