現地ナイズの観光プラン

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例えばホーチミン観光の目玉人気ツアーとなっている「クチトンネル」。
ベトナム戦争時にアメリカ軍に対抗したベトナム解放軍が掘った、全長250kmにもわたるトンネルです。

ゲリラ戦でアメリカ軍を撃退した唯一の国として、現在でもその勇姿は讃えられています。
そんなクチトンネルを見学するツアーは、現地ツアーデスクでは2000円から5000円程度。
しかし、みなさんはベトナム暮らしに精通しているので、ツアーを利用する必要はありません。

自分で行けば激安

例えばクチトンネルであれば、ホーチミン市内から出ているローカルバスに乗ればすぐに着きます。
気になる運賃は往復で100円~200円程度。

ガイドはつきませんが、日本語のパンフレットもありますので問題はありません。
ツアー料金と比べてみると、その額は一目瞭然ですね。

また、市内観光ツアーでは、統一会堂、聖母マリア教会、中央郵便局、戦争証跡博物館、ベンタイン市場を巡るのが主です。
在住者には周知の通り、これらはすべて歩いて行けるスポットです。

このように、在住者は高い料金を払ってツアーに参加する必要はなく、主要観光名所のほとんどは自力で行くことができます。

現地ナイズの観光旅行

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例えば、とあるツアーデスクには「ブンタウ日帰りツアー」というプランがありました。
ブンタウまで専用車で行き、現地では夕方まで自由行動。
料金は1万円程度。
「専用車」、「自由行動」という点に惹かれて参加する人が多くいますが、在住者から言わせると、これはナンセンス。

まず、在住者はブンタウがどんなところかを熟知しています。
まず、ブンタウへはフェリーかバスを利用するのが一般的です(2014年現在フェリーは運航停止)。
陸路で2時間のところ、フェリーだと半分の90分で到着します。

次に自由行動ですが、ブンタウにで挙げられる名所は数えるほどで、しかも、ホーチミン市内のように歩いて行くには遠すぎますので、移動は専らタクシーとなります。
ブンタウは港町なので、食事と言えばシーフードですが、通り沿いにあるレストランはどこも外国人価格。
本当に新鮮でおいしいシーフードを提供してくれるところは、ローカルエリアにひっそりとあるものです。

在住者であれば、フェリーかローカルバスでブンタウまで行き、現地ではバイクをレンタルして自分で好きなエリアを巡ることができます。
また、在住者であれば、「ブンタウは夜が楽しい」ということを知っています。
クラブで踊ったり、海沿いに並ぶナイトマーケットの屋台で魚介類を堪能したり、食後はバーエリアでカクテルを傾けることでしょう。

旅行者と在住者とでは、これほどまでに観光の方法が異なることが分かります。
みなさんも半年でもベトナム生活を経験すれば、上記のようなベトナムナイズされた観光を自力ですることができるでしょう。
海外旅行者が決して知りえない楽しみ方を熟知しているのが、在住者の特権と言えます。

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