言語はベトナム語

旅の目的を明確にする2

東南アジアインドシナ半島に位置するベトナムの主要言語はベトナム語です。
言葉を覚えることによって、より現地の人々と身近になれば、旅も一層楽しくなることでしょう。

ベトナム語を知ろう

旅の目的を明確にする

ベトナムはキン族と呼ばれるベトナム人と、その他53の少数民族で構成されています。
人口の8割を占めるキン族が話す言語がベトナム語です。

ベトナム語は声調言語に属していて、なにより発音が大切となります。
日本人はあまり得意ではないですが、要は喉から息を出して、口で形を作って発音します。

声調は6声で、例えば「Ma」は母親という意味ですが、発音を変えると「馬」、「墓」、「幽霊」といった複数の意味に変わります。
日本語のように、スペルを発すれば意味をなす言語ではないことから、世界的に見ても会話の難易度は高いと言えるでしょう。

このことから、ベトナム語は一朝一夕で覚えることは不可能です。
そこで旅のお供として活躍するのが「指差し会話帳」です。
単語と簡単な頻出文章がイラスト付きで紹介されているので、もし相手に言って通じなければ、本を見せればすぐに理解してくれます。

英語も幅広く通じる

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現在ベトナムは英語ブーム。
また、ホーチミンやハノイといった観光エリアでは、外国人客を相手に商売する店が多いので、そこの従業員は皆流暢に英語を話します。
驚くのは市場のおばちゃんでさえ英語を話すことができることです。

中南部ニャチャンやダラットでは、ロシア人の観光客が多いことから、ロシア語を話す人も少なくありません。
もちろん一部ですが、彼女たちの商売魂は尊敬できるところがありますね。
ゆえに、ホテルやレストラン、カフェ、ショップなどでは、ベトナム語を話せなくとも英語で意思疎通することができます。

ただし、これはあくまでも市内中心での話。
郊外に足を踏み入れると、途端に英語は通じなくなってしまいます。
また、ベトナム語をある程度勉強している人でも、メコンデルタ地方や中部エリアでは、発音が聞き取れなかったり、こちらのベトナム語が相手に通じないこともしばしば。

ベトナム人の英語は聞き取りづらい?

日本人が英語をスペル読み、もしくはカタカナ読みしてしまうのと同じように、ベトナム人の話す英語にもクセがあります。
例えば、ベトナム語では「tr」の文字があり、これは「チャ行」で発音します。

例えば、卸売りスーパーの「metro」。
ベトナムにも進出しているのですが、日本人は「メトロ」と呼びますね。
しかし、ベトナム人は、trをチャ行で発音するので、「メチョ」と呼びます。

そのほか、「w」と「z」のアルファベットがないので、英語でも発音をしない場合があります。
このようなクセを聞き分けると、少しはヒアリングに役立つことでしょう。

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