ベトナムのインフレ事情

お金はどのくらい持っていけばいい?2

世界経済が大幅に低迷しているのはみなさんもご存知でしょう。
ギリシャ、スペインは依然として失業率20%を超え、ヨーロッパ圏はイギリスとドイツ、スイスと北欧を除いてほぼ壊滅状態と言えます。
そしてアメリカ、中国、日本も同様に、経済は良好とは言えませんね。

ベトナムの経済事情

そんな中、ベトナムの経済は右肩上がり。
日本がインフレ率2%を目標に掲げているのにたいし、ベトナムは毎年5%以上で推移しています。
ほんの3年前まではインフレ率15%前後でした。

これは、言い換えれば、銀行に預けたとき、年間に付与される利子が15%でもあったのです。
現在は5%~6%程度。
多少落ち着いたとはいえ、それでも著しい経済発展をしていることは、数値を見ても明らかです。

ホーチミン市内を歩いていれば、一部屋1~2千万円規模の高級マンションの建設現場をいたるところで見ることができます。
地価は上昇を続け、市内1区においては、東京、ロンドン、ニューヨーク、上海と変わらない土地価格となっています。
GDPから試算すると、ベトナム人の平均月収は約300~500ドル程度。
日本のバブルを彷彿させる状況が、現在のベトナムと言えます。

インフレを体験

ベトナムに長く住んでいると、必ずインフレを生活上体験することになります。
物品やサービスの値段が上がるのは、大体テト正月前後。
バスの運賃が5000ドンから6000ドンに上がり、フォーの値段が20000ドンから25000ドンに上がります。
中にはインフレ率(5%)以上値段を吊り上げるところもあり、便乗値上げも蔓延ります。

日本円に換算すると10円~30円程度ですが、毎年値段が上がるので、在住者は頭を抱えています。
ベトナムでは、ベトナム人労働者の給料は、インフレ率に併せて賃上げするのが暗黙の掟です。
毎年給料を5%上げるというのは、企業の管理者としては非常に大きな問題を抱えることにもなりかねません。

マンションを転がして大儲け

インフレを利用した商売の一つが、「不動産の転売」です。
一棟買い取って、それを賃貸に回せば家賃収入で生活できますし、また、転売して利益を得ることもできます。
ベトナムは現在バブル真っ只中なので、このように稼ぐ「成金」が続出しています。

みなさんも最初の資金さえ持っていれば、プチ成金になることだって夢ではありません。
働かずして家賃収入だけで生活できる、夢ライフを叶えることができる魅力が、ベトナムにはあります。

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